Oct 22, 2012

第8回 from University of Minnesota


こんにちは。今回はミネソタ大学より、法学部3年、飯田潤一がお送りいたします。

コンテンツ:
  • 英語の勉強法、またはTOEFL対策について
  • 余談:Macについて
  • ミネソタ州ミネアポリスについて

英語の勉強法、またはTOEFL対策について

いくつかの著名な受験参考書などがすでに挙げられていますので、今回はちょっと毛色の変わったものを紹介します。

iKnow!
iKnow!はボキャブラリーの強化やタイピング(TOEFLではこれが重要!)とリスニングの強化にもっともお勧めの学習法です。最適な復習タイミングをコンピュータで管理してくれることが最大の特徴で、これがないために紙の単語帳などは私はおすすめしません。

Lang-8
ライティングの強化はLang-8がお勧めです。これはランゲージ・エクスチェンジの無料SNSで、プロの添削ではありませんが、とにかく書いて、添削をもらうということにおいては、もっとも手軽で簡単な方法です。また、ここではSkypeをつかって話す練習をする相手を簡単に見つけることができます。

AGOS無料TOEFL模試
TOEFL対策で有名なAGOSは無料の模試を行なっています。IELTSかTOEFLかを決める前に一度受けてみましょう。Webで行うものと、渋谷の教室で行うものがあります。なお、後者のテストの後には短い対策講座と、AGOSのプログラムの宣伝が入ります。

絵で見る英語
英文法は絵で見る英語がもっともお勧めです。英語を初めて学ぶひとが想定されていますが、すでに英語の文法をよく知っている方も一読すべきです。その名の通り、和訳を介さず、徹底した図と絵によって英語の働きを説明しているのがその特徴です。

大西泰斗
大西泰斗はNHKの英語番組の講師としても有名な英語学者です。従来の学校英文法を機械的と批判し、英文法の感覚による再構築を提唱しています。特にお勧めなのは、ネイティブ・スピーカーの英文法、ハートで感じる英文法、一億人の英文法、の3冊です。

TOEFL公式ガイドブック
過去問や、吹き込みのお手本などが収録されています。かならずしもこのガイドブックでなければならないというわけではないと思いますが、最低限、実際のものに即した参考書を一冊持つべきだと思います。

余談:Macについて
ミネソタに来て驚いたのは、Macユーザの割合が非常に大きいということです。もともとMac支持者である私としては嬉しいことです。留学のためにPCを新調しようと考えている方は多いと思いますので、Macをおすすめする理由をいくつか挙げようと思います。

TOEFL対策として
Macは日本で買えるコンピュータのなかでは限られた、英字キーボードが買えるブランドです(私の知っているなかでは、英字キーボードが日本で買えるのは他にはVAIOだけです)。TOEFL会場で使われるコンピュータは英字キーボードで、これは日本語キーボードとは配列が少し違いますから、慣れるためにはMacはいいと思います。英字キーボードは、Apple Storeか、Apple.comから買うことができます。

表示の美しさ
とくに人文科学や社会科学系の授業を取ろうとしている方には重要だと思うのが、文字表示の美しさです。大量の文章を読み、書くにあたっては、Macの美しい文字表示は助けになります。キーボードが非常に高級で、長時間打ち続けても疲れにくいのもポイントです。もともとMacは出版物の作成に向けてデザインされたコンピュータであり、印刷機能や電子文書の扱いには長けています。

多言語対応
日本で買うにせよ、留学先で買うにせよ、日本語と英語の両方で使えることは留学生にとって重要です。Macはすべて多言語対応ですので、世界のどこで買っても、世界中の言語で使うことができます。また、先述の文字表示の美しさについては、英語以外の言語―日本語や韓国語のような―において特に顕著です。

マジョリティ
Win/Macという視点で見れば、ミネソタ大学では半々くらいでしょう。メーカー別に見れば、Appleが圧倒的マジョリティであり、サムスン、ソニー、東芝、HPなどがそれに続きます。不安が多い中、長いものに巻かれたい方には、Macは強くおすすめできます。

国際サポート
日本のメーカーで多いのが、日本以外の地域では、受けられるサポートが異なるということです。Macは、世界中のApple Storeで、そのMacが日本で買ったのもであるにせよ、アメリカで買ったものであるにせよ、シリアルナンバーを告げれば同じサポートを受けることができます。ミネソタ大学の近くにはいくつかのApple Storeがありますので、万が一修理などのサポートが必要になった時も安心です。


ミネソタ州ミネアポリスについて
ミネソタ州ミネアポリスは、ニューヨークやボストンといった都市に比べると、それほど有名ではありません。ともすれば田舎と思われてしまいますが、ど田舎というわけでもありません。便利で治安がよく快適な都市ですが、冬が心配です。

買い物には困らない
バスと路面電車で1時間もかからずに、2ドル程度でアメリカ最大のショッピングモール、Mall of America に行く事ができます。ダウンタウンは、もちろん東京とは雲泥の差があるものの、ショッピングを楽しむのには良い場所です。いずれもバスですぐに行く事ができます。

日本人は少ない
日本人は比較的少ない都市と言われています。私はここに来てから何人かの日本人と知り合いましたが、多めに見積もっても30人程度です。もちろん、知り合っていないかたはたくさんいるはずで、数百人程度いるだろうという話を聞いたことがありますが、ミネソタ大学の学生として生活していて、日本人と遭遇することは多くありません。

秋が美しい
ミネアポリスの秋は短く、2週間程度で終わってしまいます。その間に、キャンパスの美しい紅葉を眺めましょう。出来れば写真をたくさん取りましょう。そしてFacebookにたくさんアップロードしてください。わたしはその機会を逃しました。

冬は厳しい
年によって差があるそうですが、ひどい時は氷点下20度を下回るそうですから、恐れおののいているところです。10月にはすでに東京の冬程度の気温になっていますから、それまでに備えておきましょう。なお、船便で日本から送ってもらおうと考えている方は、注意してください。いつ届くかわかりません。

蚊が居ない
余談になりますが、蚊がいません。なぜかはよくわかりません。非常に快適です。

ミネソタ大学について
非常に大きな大学で、さすがに州立大学というだけはあると感じます。近くにいくつかの私立大学があり、そこの学生とも交流がもてます。巨大な図書館がいくつもあったり、小さなショッピングモールやレストランはたくあんあり、普段の生活で困ることはまずありません。多くの学生がローラースケートや自転車などを利用しています。キャンパスシャトルも便利です。これは学内の決まったコースを常に巡回しているバスで、無料で乗ることができます。多くの学生が学内に住んでいて、そこらじゅうで学生が勉強したり、なにかをかじっていたり、しゃべっていたり、眠っています。

わたしの生活
多忙です。アパートにチェックインしてすぐにルームメイトに買い物に連れて行ってもらい、色々教えてもらい、おかげであまり苦労せずに済みました。学期が始まる前のオリエンテーションで他大学からの日本人の学生と仲良くなり、彼らとは今でも仲良しです。日本人学生交流会に参加し、日本人学生をサポートするキリスト教団体や、日本人学生団体と知り合いました。彼らは買い物に連れて行ってくれたり、バーベキューをやってくれたりと、親切です。授業が始まるととても忙しくなり、毎日勉強です。オフィスアワーをよく利用しています。疲れきっていますが、概ね順調です。特に人間関係においては運が良いと感じます。








No comments:

Post a Comment