Nov 4, 2012

第11回 from Université de Strasbourg


Bonjour, ça va?
Je m'appelle Lena.
Depuis ce septembre, j'étudie la linguistique à l'Université de Strasbourg.



こんにちは、ヨーロッパ文化学科3年の本田玲奈です。
私は今年の9月から交換留学でフランスのストラスブール大学で勉強していて、早くも2ヶ月が経ちました。
このブログを書いているメンバーの中では(おそらく)唯一の非英語圏の大学への留学生です^^

*ストラスブールの街について
大きすぎず小さすぎずとても暮らしやすい街だと思います。交通の便(バス・トラム)も良く、買い物するところにも困らないし、日本領事館もあるので、いざというときも安心です。また便利なだけではなく、アルザス地方独特の古い木枠組みの家並みが残る地区や、美術館・博物館もたくさんあり、文化の面でも優れている本当に素敵な街です!!ただ、天気が良い日が少ないのと10月くらいからはかなり寒くなるのが難点です(>_<)

木枠組みのかわいらしい家が集まるPetite France地区


*大学生活
ストラスブール大学は、16世紀前半に創立されたとても歴史のある大学です。1970年から2009年までは3つの大学に別れていたのが再統合し、現在はフランス国内でもかなり大規模の大学となっています。

これは大学を象徴する建物、Palais universitaireです。
C'est très beau!!



ここは私が普段授業を受けている建物、Patioです。この中に留学生をサポートしてくれるDirection des Relations Internationalesのオフィスもあります。





次に授業についてです。
私は、成城ではフランス史ゼミに所属していますが、言語学にも同じくらい強く関心があるのと卒論でフランス革命期の言語問題について書きたいと思っているということもあり、ストラスブール大学ではフランス語の構造やフランス語の歴史、社会言語学に関する科目を履修しています。また、来学期にはアルザス地方の歴史についての科目も履修するつもりです。
こちらの授業も他の国同様、毎回宿題が出されたり、何十ページもの仏文を読まなきゃいけなかったり本当に大変で、図書館に何時間もこもることもしばしば・・・
でも、自分の関心のあることを深く学べるのはとても嬉しいです!

授業以外では、大学で日本語を学んでいる学生と一緒にTandemといってお互いの言語を教え合うこともしています。

*フランス語勉強法(DELF対策)
ストラスブール大学への交換留学を希望する場合、DELF B1を取得していることが必須条件となります。ここでは私のDELF対策を紹介したいと思います。

まずは、問題集を何度も解いて、独特な問題形式になれることです。どの問題集が良いかは人によって違うと思うので、参考までに私が使った問題集を紹介しておきます。
LE NOUVEL ENTRAINEZ-VOUS DELF B1(練習問題がたくさん収録されているので数をこなすという点ではおすすめです。)
Reussir le DELF B1(カラー印刷で、練習問題だけではなく、フランスの文化・社会に関する読み物も収録されています。)

DELFの文章読解(Compréhension des écrits)、リスニング(Compréhension de l'oral)の問題は新聞や雑誌などの記事に似せて作ってあるものが多いので、Le Mondeのサイト(http://www.lemonde.fr/)の記事を読んだり、Frane Infohttp://www.franceinfo.fr/)でラジオを聴き、それに加えて、その文章のディクテや音読、シャドーイングをするのをおすすめします。声に出すことで発音の練習にもなり、面接試験対策にもつながります。

文章作成問題(Production écrite)は、手紙やメールの文章を作成したり、あるテーマについての個人的見解を示す、というタイプの問題が多いのですが、何回も書く練習をするのが一番です。…といってもいきなり長文を書くのは難しいし、私も勉強を始めた頃は全然文章を書けなかったのですが、回答例を真似して書いてみることで、文章の構造やよく使われる言い回しや決まり文句を覚え、自分でも文章を作れるようになりました。
また、DELFからはちょっと話がそれますが、フランス語での手紙・Eメールの書き方についての本を1冊持っておくのもおすすめします。かしこまった表現やクレームの書き方なども載っているので、長期でも短期でも留学を考えている人にとっては非常に役に立つと思います!ちなみに私は『史上最強のフランス語のEメール&チャット表現事典』(ナツメ社)を使っています。

面接(Production orale)はトータルで約15分間で、最初に自己紹介を求められ、それについて質問されるので、良く聞かれるであろうこと(何を勉強しているのか、住んでいる町、将来、家族についてetc…)に関しては、あらかじめ文章を作成し、何回も声に出して読んで、スラスラと答えられるようにしておくのが良いと思います。その後、面接官とのロールプレイ、あらかじめ与えられた短いテキストについての説明と自分の意見の発表、それに関する質疑応答が続きます。最後の短いテキストについての発表・質疑応答は、試験直前の10分間で準備をしなければいけないので、テキストをなるべく短時間で理解できる力も必要です。

文章作成、面接対策をひとりでするのは難しいと思ったので、先生にお願いして、文章の添削や模擬面接をして頂きました。

合格までの道のりは大変かと思いますが、どうか粘り強く頑張ってください。
Bon courage!!


今回はちょっと堅苦しい話が多くなってしまったので次回の更新では私生活についても書けたらなーと思います。
À bientôt!



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