Mar 19, 2013

第22回 from l'Université de Strasbourg


Bonjour tout le monde!
Vous allez bien?

皆さんこんにちは、ストラスブール大学留学中の本田玲奈です。
早いもので留学生活も残り3ヶ月弱となりました。
今回は授業、クリスマス休暇、2月最終週の冬期休暇についてお伝えしたいと思います。



◎授業について

約半年間授業を受けてみた感想なんですが、とにかくついていくのが大変で、ノートをとるのには本当に苦戦しました…
苦労したけれど面白いと思った授業を紹介します。

・Histoire de la langue
フランス語の歴史についての授業です。ラテン語から現在のフランス語までの文法や発音上の特徴やそれらの変化、フランス語を取り巻く歴史的事項について学びました。

・Phonétique
音声学の授業です。日本では教わらなかった発音記号や発音する際の口の中の構造などについて学びました。試験で、フランス語の文章を全部発音記号で書きなさい、ある音を発音する際の口内構造の図(辞書の後ろのほうに載っているようなもの)を描きなさい、という問題が出てたのには驚きました。また、音声学を学ぶことは、発音の改善にもつながるのではないかと思いました。

後期履修している授業は以下の通りです。

・Lexicographie(辞書について学ぶ授業)
・Histoire de la langue
・Linguistique de l'oral(話し言葉についての授業)
・L'alsace de 1789 à 1918(フランス革命の年から、第一次世界大戦のあと、ドイツ領からフランス領に復帰した年までのアルザス地方の歴史)

内容が前期より深く難しかったり、プレゼンテーションをしなければいけない授業もあり、さらにハードになりましたが、前期履修した授業よりも自分の関心に近いので、残りの授業も頑張っていこうと思います。




◎休暇について

●クリスマス休暇(Vacances de Noël:12月18日〜1月6日)
クリスマスシーズンといえばやっぱりクリスマスマーケット(Marché de Noël)!!
…ということで、私は、ストラスブール、コルマール(Colmar)、シュツットガルト(Stuttgart)の計3カ所のクリスマスマーケットに行きました。

☆Strasbourg
11月の最終週になると、街全体がイルミネーションでクリスマス一色になります。クリスマスマーケット開催初日にはオープニングセレモニーもあり、楽器の演奏やダンス等のショーが行われました。


街中のイルミネーション

感動的だったショー。女性2人が宙づりでパフォーマンスをしていました。

そしてツリーの点灯式。


このツリーの高さは30mあり、ヨーロッパの天然木のツリーの中では一番高いのです!!
また、アルザス地方はモミの木のクリスマスツリー発祥の地といわれています。

そして忘れてはならないのが、ストラスブールのクリスマスマーケットは1570年から開催されており、フランス国内でも最も古い歴史を持っているということです!
「Capitale de Noël(クリスマスの首都)」と呼ばれるのも納得です。

ツリーの根元付近にもかわいらしい装飾が施されていました。
路面電車もクリスマス仕様に。

クッキーなど焼菓子を売っている屋台

ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)


☆Colmar
映画『ハウルの動く城』の舞台にもなった街、コルマールのクリスマスマーケットは、ストラスブールほど規模は大きくないのですが、とてもかわいらしい雰囲気のものでした。



Petite Venise地区











写真を取り損ねてしまったのが残念ですが、コルマールのクリスマスマーケットは、スケートリンクや小さいジェットコースター(子ども向け)などアトラクションも充実していました。
私も年甲斐もなく、友人と一緒にジェットコースターに乗りました(笑)

実はこの日、雨が降ったり止んだりで大変だったのですが、都会的なストラスブールとは対照的に、アルザスらしい木組みの建物に囲まれたのどかな街並にはとても癒されました。クリスマスマーケットは終わってしまいましたが、帰国前にもう一度訪れてみたいと思います。


☆Stuttgart
メルセデス・ベンツで有名な街、シュツットガルト(ドイツ)まではストラスブールから電車で約1時間半ほど。パリに行くより近く、日帰りで行くこともできます。
ニュルンベルク、ドレスデンに並んで、ドイツ三大クリスマスマーケットのうちのひとつでもあるここのクリスマスマーケットの特徴は、屋台の屋根に飾り付けがされていることです。





なかには風車が載っている屋台も!


折角なのでメルセデス・ベンツ博物館も訪れました。







自動車のことだけではなく、人類の移動手段の歴史に関する展示もあり、日本語音声ガイドも用意されていたので、車の知識がほとんどない私でも思ってた以上に楽しめました。


どこのクリスマスマーケットでも、かわいらしいオーナメントやアクセサリーなどの雑貨、チョコレートやクッキーなどのお菓子、シュークルートやタルトフランベなどの郷土料理が売られていて、見ているだけで楽しかったです。なので、クリスマスマーケット終了後、屋台を片付けている様子を見たときはなんだか寂しくなりました…

また、3カ所のクリスマスマーケットに共通してみられたのが、飲み物の販売にエコカップを使用していることです。ラムネの瓶みたいなシステムで、カップをお店に返却すると1ユーロ返ってきます。また、エコカップを持参し、カップ代を差し引いた料金で飲み物を買うこともできます。カップのデザインは街ごとに違うのでお土産にしたり、集めるのもありです^^

左からストラスブール×2、シュツットガルト×2、コルマール


クリスマスイブは、ストラスブール近郊に住んでいる友人がお家に招待してくれたので、フランスの家庭のクリスマスを味わうことができました!





豪華なクリスマスディナーをいただいたあとは、家族間でプレゼント交換をしました。

たくさんのおいしい手料理やプレゼントを用意してくれたうえに、私を家族の一員のように暖かく迎えてくれた友人とそのご家族の皆さんのおかげで、最高のクリスマスになりました!


年末年始(12月30日〜1月2日)は、私が高校時代にフランスを訪れたときにお世話になった、アンジェ(Angers)郊外に住むホストファミリーのお家におじゃましました。普段なかなかできないお菓子作りをしたり、ナント(Nantes)までドライブに連れて行ってもらったりしました。

シュー生地作りの最中です。
Château des duc de Bretagne (Nantes)

年越しの瞬間には、シャンパンをあけ、「Bonne année!(あけましておめでとう)」と言いながら皆でハグし合い、ワイワイと楽しく過ごしました。

以前と変わらず暖かく接していただけて、ホストファミリーとの会話も前回以上に楽しむことができ、本当に良い旅行になりました!


●冬期休暇(Vacances d'hiver:2月23日〜3月3日)
新学期が始まって一段落した2月末から3月の頭にかけて1週間の休暇があり、私は3月1日から3日までパリに行ってきました。ちなみにストラスブールからパリまでは電車で2時間半ほどです。

パレ・ロワイヤル

鴨肉のロースト(canard rôti)

ノートルダム大聖堂

エッフェル塔のライトアップ

パリでは、個人的に旅行中の成城生やフランス短期語学研修に参加していた後輩達と引率の末永先生と合流し、一緒にご飯を食べに行ったり、パリ散策を楽しみました。
先生や後輩達と留学やフランス文化について語ることもでき、充実した3日間になりました。


末永先生、短期語学研修参加者の皆様をはじめ、休暇を一緒に過ごしてくれたすべての方に感謝しています、本当にありがとうございました!
Merci beaucoup à tous ceux qui sont passés les vacances avec moi !!


今回は記事がだいぶ長くなってしまいましたが、フランス滞在中にもう一回くらいブログ書けたらなーと思います^^
ここまでお付き合いくださりありがとうございましたm(_ _)m
À bientôt !



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